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この頃からアメリカに、まるでステイタスシンボルのように流行り(?)始めたのが 精神分析療法です。ちょっと気取った都会人やお金持ちなどが寂しくうつろな心を癒すためにサイコセラピスト達のところへセッセと足を運び出したのです。
今でもアメ リカ映画では弁護士と精神分析にかかる場面はホントによく出てきますよね。孤独な大人たちが長椅子に足を投げ出してお気に入りの精神分析医に日頃の悩みを打ち明ける‥というのが病めるアメリカの象徴になってしまったのですね。
時代の要請を受けて育って来たキャラクター・ルーシーがそんな流行を見逃すはずがありません。道ばたのレモネードスタンドのたたずまいはそっくりそのままに開業したのがお馴染みのこの診療所と言うわけです。いうまでもなくこれが大人を笑い飛ばすピーナッツたちのピリッと皮肉の効いた傑作シーンの誕生になりました。
チャーリー・ブラウンは失敗ばかり、ルーシーはガミガミ、50年の間ピーナッツの コミックは淡々と同じことを繰り返して来ているようでも、実は、こんな風に20世紀後半のアメリカの人たちの生活の機微がしっかりと刻まれているんですね。
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