オリジナルの美しい英語タイトルが付けられているんです。Moonlight
on Spring River Waterglobeー「月光の春の川」あえてウォーターグローブと呼んでみたい命名なのです。フワフワと水面に漂う陽炎のごとく、キラキラフォルムが自動で撒き上がります。桃色の睡蓮の調べを奏でるのはエキゾチックなオリエンタルギター。今、巷で静かな人気と言われてる月琴です。華やかな響きの中国の弦楽器、日本でもずいぶん前から伝わって、龍馬の妻おりょうさんも愛用したんだとか。あれ、胴に皮が張ってないよと思われました? どうやらこれは、作者の遊びらしいのです。月琴は英語でもやっぱりチャイニーズ・ムーン・ギター。思うに作者はフルムーン(満月)ではなく三日月を重ねたかったんじゃないかな。三日月はダイアナの弓に見立てたりしますから、西洋の人にはとっても詩的なアイテム。三日月に横たわってギターを弾く道化師の書き割りなんてよくありますもんね。台にはいかにもチャイナな金竜の線刻。ガラスの底にも、よく杯にあるみたいな線画で金の鯉を泳がせています。どうです、これでなかなか繊細。優美な東洋を夢に描くとこんな風なのですね。さて、西と東、二つの洋の流れに乗って不思議なギターはどんな唄を吟じるのか。高さ15.5cm、グローブ直径100mm、オルゴール「Moonlight
on Spring Rive」。オルゴール連動内部回転・フォルム自動巻上げ。
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